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YZ009
¥100,000
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四神獣丸形扁壺(へん・こ)YZ001
¥250,000
■口径 4.0cm 底径 6.4cm 周囲長 31.9cm 高さ 20.8cm ■「現代の名工」や全技連マイスター、黄綬褒章受賞や宮内庁からの買い上げ指定など、数多くの輝かしい実績とタイトルを持つ矢鋪さんです。でも、直接お会いすると、自ら「名人」を否定するような話しぶりです。「まだまだ至らんばい」と。これまで紆余曲折の激しい経歴を持つ人ですから、驕り高ぶることの無意味さをよく承知しているのでしょう。 ■その風貌は、田園に蟄居する農夫のようであり、しかし、ひとたびモノづくりについて語ると、優しい眼差しに、古武士のような眼の光がほの見えてきます。 この作品、四神獣丸形扁壺(へん・こ)について、説明します。 ■扁壺(へん・こ)の扁は面を意味します。通常、二面の平たい部分をもつのが特徴です。扁壺の原型は古代中国周時代の青銅器に遡ります。今では誰も、この器づくりに着手しないところ、矢鋪さんは、自分のライフワークとして、扁壺に取り組んでいます。この作品は数少ない、そんなチャレンジのひとつです。 ■四神獣とは、中国の神話に登場する天を司る神様のことです。青龍・朱雀・玄武・白虎の姿をいただき、風水では、東が青龍・南が朱雀・北が玄武・西が白虎とされています。四神獣は、陰陽道とも関わりが深く、千年に渡って続く京の都は、この方角を司る「四神獣」によって守護され、矢鋪さんによると「だから、京は様々な災厄から守られてる」とのことです。この作品に触れた方を守る意味からも、「四神獣」への感謝と尊崇の思いを込めて、作りこまれました。
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